『ウーマン・イン・ブラック/亡霊の館』
2012年 12月 24日スタンダードのホラーでした。
あのハリーポッターのダニエル・ラドクリフ主演。
19世紀イギリスの片田舎の館。
亡くなったアリスの遺言書をさがすためにやってきた若き弁護士アーサー。
でも、遺言書は結局でてこなかった。
結局、彼がするべきは館の幽霊をなんとかすることだったみたい。
怖い話の好きな人はには楽しいと思うけど、私はもっと違う話の展開を期待してみにいったので、不満です。
わが子を殺された(事故死なんだけど)母親ジャネットが、死後幽霊となって、祟り続けるお話。
村の子供たちを次々と殺していきます。
黒衣をきた幽霊の彼女の姿をみた者に関わる子供たちはかならず彼女に殺されてしまう。
でも、ジャネットが一番のろっていたのは、子供を養子にして彼女から取り上げた挙句、事故死させてしまった姉のアリスであるはず。
彼女が一番呪っていたのは、子どもをとった姉夫婦のはず。
そして、物語の中でも、その二人の写真の顔をキズつけて、彼女の本当の願いをうったえているけれど、主人公のアーサーはその部分が今一つ分からないのかも。
泥の海に沈んでいるジャネットの子供の死体をすくい上げて彼女に返すことで事件を解決しようとしたけれど、それでは、彼女の恨みは解決しなかった。
そして、館に住み続けたアリスを殺すことはできなかった。
幽霊としての、彼女の力は、子供の精神を操って殺すことはできけれど、大人の心を操るほどの力はなかったのでは。
だから、館の中で一番殺したいアリスだけは、殺せなかった。
彼女の恨みは結局、村の子供たちを殺すことで、子供を殺された自分の悔しさを伝えることしかできなかった。
館にやってきたアーサーにいろいな手段で彼女の伝えたい事を伝えようとした。
けれど、最後の彼女の願いはかなわなかった。
でも、もう、彼女の呪うアリス夫妻は、死んでしまっていて、アーサーにもどうしようもない。
この事件はいったいどうすれば解決できるのか。
ちなみに、ラストは原作とは違うらしい。
映画のラストは、私には納得ではない。一番楽な終わり方かも。
死の世界でアーサーが恋しい妻にあえて救われたなら、幽霊の彼女だって、死んだ段階で、息子に再開してすんでいるはず。
彼女にわが子をころされた村の夫婦のこころはすでに、浄化されているのに。
その違いはなに?
彼らはすでにわが子の葬式もして埋葬しているから?
それにしてもそもそもなんであんなところに館とか建ってるの?
周り泥の海で、おちおち村にも行けなくてめっちゃ不便。
普通の感覚だと、あんなところに館何て建てないでしょ?
イギリス人の考えることはよくわからない。
とにかくこわかったけど、原作を読んでみて、もう少しこのお話を納得したいです。
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