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旅行や、都内散歩、関東近辺の日帰り旅行、普段の生活や思ったことなど書いてます。

by civaka

お金持ちになりたい

政府は小金持ちを作るような政策をすべきじゃないのか。
貧乏人にお金を少しだけ配って、貧乏人の機嫌を取って、票をあつめているのか。
なにしろ貧乏人が一番人口が多いのだから。
でも、配られるお金は焼け石に水程度なのに。

貧乏人を脱出するには、よほどの才覚で、一攫千金、ビジネスに成功するしかない。
けれど、そんな才能を持った人間はそれほどいるはずがない。
勉強して高額歴を得て、大企業に就職したとしても、所詮サラリーマンの給料で生涯に稼げる額はたかが知れているし、その収入のほとんどは、住居の費用と教育費に消えてしまう。
日本の都市部の土地と家屋はとても高い。
働くためには、都市に住まなければならないし、その場所はとても高い。
社長にまで出世して成功出来る人間は、ごくわずか。

やっと生涯の給料で家を手に入れても、それを子供二人に譲るには、相続税を払わなければならないし、そのために、子供二人に家と土地、資産を譲るのは難しい。
一人の人生で金持ちになるのは、無理だ。一つの家でも、三代くらいかけていくことで、普通の人間がやっと、少しだけ裕福な暮らしになれるのではないかと思う。けれど、相続の段階で、子供たちに分けたり、相続税を払ったりすると、なくなってしまうこともあるわけで。

相続税というのは、資産の再分配というけれど、実際に本当にそうだろうか。
巨額の富をもつ場合は、外国に資産を移したり、多くの対策をたてることができる。
けれど、普通のサラリーマンは、建売を買うのがせいいっぱい。資産のほとんどが都市の土地なのだから、海外に逃げるとか対策を立てるのはむずかしい。

相続税をなくして、資産が子供たちに等分に分けられていけば、それほど資産の一極集中にはならない。
今の相続税の制度は、昔のお金持ちの多かった時代の、長子単独相続を基本にしているように見える。
まして、今のように、土地だけがやたら高い時代に、この課税の仕方は、ただ、庶民の土地が、企業に吸い取られていくだけだ。

そのせいで、都市に人が住めなくなって、郊外に住む人が増え、都市外輪部からの毎日の通勤によって、電車や車での無駄なエネルギーの消費が多い。

親の世代からもっと楽に住居をもらえたなら、収入をもっと他のことに使えて、景気も良くなるし、子供も育てやすいし、親の財産をもらって数世代かけて、少し富裕な家庭が増えていけば、政府は、こんなに貧困家庭への補助をしなくてもよくなるのではないかと思う。

貧困を助けるというより、貧困者を無くすような施策をしてほしい。と思う。

税金を集めて、貧困者に配るだけでは、いつまでたっても、堂々巡りだ。




by civaka | 2014-04-16 13:14 | 社会のあり方を考える | Comments(0)