ドラマ『逃げ恥』と相続税
2017年 01月 03日
ドラマ『逃げるが恥だが役に立つ』の最終回で、落としどころは、「共同経営者」だった。
夫婦の財産は夫婦のもの。
でも、日本の法律では、夫が死んだ途端に、国家が介入してきて、相続税を取り立て、夫婦経済の中に介入してくる。さらには、生前の贈与まで、口出ししてくる。夫名義の預金は下せなくなるし、財産を妻名義にしておけば、贈与税だといって、取り立てる。
国家では、夫婦の財産は、夫婦のものもではなく、あくまで夫のもの。戦前の家長制当時の価値観のまま、一向に変わらない。
男女共同参画だといいながら、そのあたりはちっとも変わらない。
こんなことでは、おちおち子育てもできない。
国家が夫婦の財産を取り立てるのなら、子育てなんかしてないで、働いて、妻である自分の財産を形成しておかないと、老後の暮らしもままならない。
けれど、今の若い世代ならいざ知らず、それ以前の世代は、女性の働きでは、生きていくこともままならない。
夫が死んだ途端、夫婦の経済は夫婦のものではなくなる。
夫婦が、共同経営者であるのは、夫が生きている間の話。
そのあたりまでは、書かれていないんだなと思ったけれど、原作はどうなのだろう。
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