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by civaka

『食品の裏側』『食品の裏側2』

いくつかの本は読んだけれど、ここまで、添加物について詳しく説明された本は、初めてである。
著者は、長年添加物の専門商社に努めて、数々の加工品を添加物を駆使して作り出した人である。

この本を読んで、スーパーの数々の商品を見てみて、
改めて、現代社会の食品のほとんどには添加物が入っているんだとわかった。
10年以上前に書かれた1冊目と最近書かれた2冊目。

添加物のぜひが問われてからずいぶん経つけれど、
いまだにどころかますます添加物は使われているらしく、
さらに増える一方。
その添加物ががんの原因となる可能性も高く、
ヨーロッパなどでは禁止されているものでも、
なぜか日本では外圧によって、さらに認可されたりしている。

ずっと添加物入りの食品を作り続けていた著者はある日我が子が、
自分が作ったくず肉と添加物だらけのミートボールを食べるのを見てショックを受ける。

自分たちもまた、添加物の消費者であることにきずく。
作る側なら、どんなものでもとにかく安ければいいと思っていても、
食べる側になることを想像していなかった。

それから会社を辞めて、
各地にでかけ、添加物の実態を講演で語るようになる。
そうして、この本も書かれる。

添加物はよくないと何かしかで、聞くことはあるけれど、
その添加物の実態をこの本を読んで初めて知った。

そうはいっても、今の時代、まったく添加物を取らないなんて、不可能だ。

なるべく加工品を買わずに、自分で作る。

けれど、自分で作るにしても、そのもととなる豆板醤のビンをみたら、ここにすら、添加物が入っていた。
醤油ですら、大豆油を搾ってたあとの大豆のカスで作られている。
みりんだって、偽物が普通に出回っている。

そして、人口の半分は、がんになるといわれているし。
国は、医療費を減らしたいと考えているはずなのに、
がんになる元である添加物は、外国からの圧力で、どんどん認可しているし、
過去適当に認可したものや、
今の技術で再検査すれば認可取り消しになりそうなものも、そのまんま。

私たちのできることは、添加物をチェックしつつ、
なるべく加工品を買わずに、自分で作る。しかない。
それから、なるべくまともな生協に入る。
その生協すら、ピンからキリまであるそうで。

スーパーのお弁当やサンドイッチをみながら、ため息が出た。
もう、以前ほど気楽に買えないなぁ。


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書評、レビュー
by civaka | 2018-09-19 10:00 | 読書ノート | Comments(0)