旅行や、都内散歩、関東近辺の日帰り旅行、普段の生活や思ったことなど書いてます。

by civaka

カテゴリ:ドラマ(dvd)( 7 )

ソドンヨ

百済の王子チャンと、新羅の王女ソンファの恋物語。

ですが、やはり王子と王女の話なので、恋物語だけでなく、政治の話がとても絡んでくる。

で、みていると、物語のテーマ性、正当性とは別に、チャンにかかわるとみごとなくらいみんな、不幸になっていく。
本人はもちろん一生懸命にいきているんだけど、なぜかなぜか彼に関わる登場人物たちがみんな彼に関わった途端、ひどい目にあったり、不幸になったりする。

まず、彼のお母さんは殺されちゃうし、彼を身ごもった途端、殺されそうになるし、宮廷をでて、いろいろなところを転々としたながら、貧乏に暮らしていかなければならなかったし。

お母さんの昔の恋人モンナス博士にチャンがたよっていけば、彼のガクシャの中でできた友人も死んじゃうし、モンナス博士もずーっとチャンとかかわってるんだけど、百済の博士といういい位置にいたはずの人が、奴隷なったり、島流しになったり、死にそうになったり、殺されかけたり。

ソンファ姫も、恋人のころは、あんなに元気ではつらつとしていたのに、結婚してからは、自分の夫と、父親が戦争始めちゃうし、そのせいで体を悪くして、シンゾウが悪くなって、結局早世しちゃうのですよね。

新羅の優秀な青年貴族だったサテッキルも、チャンにつれられて、百済にいっちゃたせいで、故国の貴族の地位もなくなって、裏切りもの扱い。しかたなくついた百済のなかでも、いつ新羅人とばれるかハラハラしながら。好きだったソンファ姫もちゃんにとられちゃうし。

父王にだって、チャンがあなたはがんばりがたらないなんていうものだから、王さまは変に無理して頑張って挙句、暗殺に失敗して、挙句、殺されちゃうし。
それまでは、自分の能力なりに何とか周りを怒らせずに無難に王さまやっていたのにね。


なぜここまでみんなもチャンのせいで不幸になるかな。

チャンのやってることは、本人はただしいつもり。
もちろんみんな正しい。

でもでもなぜかみんな不幸になっていく。

大河ドラマなので、話を面白くしようとすると、どうしても登場人物をつらい目にあわせるのが早いんだろうけど。

しかし。

そればかりが気になったドラマでした。

このお話の一番の悪者は、チャンかも。
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by civaka | 2013-01-29 11:51 | ドラマ(dvd) | Comments(0)
ヒロインチャミョンゴ(ナンナンの王女)は、夢見の自分を信じて、結局ナンナンにいってしまうけれど、もし、恋しいホドン王子のもとにとどまっていれば、逆に、ナンナンは、ほろびなかったかもと、思いました。

寒い土地がほとんどの高句麗は、暖かくて、豊かなナンナンの土地がほしい。
でも、ナンナンを手に入れるのは、そんなに簡単じゃないし。

チャミョンゴもホドンも親の愛情を味わうことのないまま成長していて、その心のかけた部分がおなじだから、魅かれあう。

チャミョンゴは、ナンナンを救うためにナンナンにいったれど、本当は、実の両親にあって、親子の名乗りをしたかった。両親が本当は自分を愛していたと、知りたかった。
国を守るためというのは、その次の理由だと思う。

でも、チャミョンゴがナンナンに行かず、ホドン王子のもとにいたら、ホドンもラヒをだましたり、しなくて済んだはず。

そして、ナンナンもチャミョンゴの太鼓を信じて油断したり、それがきっかけとして、両国が戦争に突入しなかったかも。

すくなくとも、二人があんな死に方はしなくてすんだかも。

と、いろいろ考えてしまった。
なんとなくストーリーが必然性の流れじゃないような。

ホドンは、結局王にはなれなかったのですね。


でも、面白かった。



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by civaka | 2012-11-23 10:09 | ドラマ(dvd) | Comments(0)

『宮廷女官 キム尚宮』

あの『チャングムの誓い』のイ・ヨンエ主演。

イ・ヨンエが、韓国史上でも有名な悪女といわれるキム尚宮を演じています。

一応歴史的には、王様たちを手玉にとって、宮中を自分のいいように好き勝手にやりたい方だいした悪女、妖婦と、言われているらしいです。

でも、この作品のシナリオとしては、かならずしも、そういう描き方はしてないかも。

原題は、『西宮』。
これは、当時の大妃、インモク・テビが、先王亡き後、それまでいた王宮からの遷都についていかずに残ったたことと、その場所をキムサングンが策略によって、出入り禁止にしてしまい、その結果インモクが幽閉される状態となったためであります。

つまり、話のセンターは、このインモク・テビなんだけど、日本のタイトルは『キム尚宮』。イ・ヨンエの人気を重視して、キム尚宮の話として、売ってるわけですね。

で、シナリオとしては、キム尚宮(幼少名ケトン)の子供時代から始まっていて、貧乏でボロ同然の粗末な服を着ていて、食事もままならない、そして毎日きつい労働ばかりの生活。そんな時に、運命の相手キム尚宮と、未来のインモクテビが出会う。

まったく同じ日同じ時間に生まれた運命の二人。
生まれがほとんどおなじなのに、なぜこんなに二人の人生はちがうのか?

リャンバン(貴族みたいなもの?)であるインモクは、きれいないい服を着ていて、両親に大切にされ、ケトンに対して、自分はリャンバンなんだから、敬語を使えという。それにムッとしたケトンは、インモクを川に突き落とします。すでに二人の対立はここから始まっているわけです。

そののち、宮中で再会した二人。

そして、夫である王がなくなり、わが子を殺されたインモクは、義理の息子であり、当時の王であるクァンヘ君の度重なる頼みにもかかわらず、我をはって、遷都になっても一緒にいかずに、行宮のちの西宮に残る。ここら辺が話のタイトルであり、話の中心なわけです。

で、みていると、このインモク・テビ。結構やなやつだなぁと、私なんか思う。わけで。
勉強していて、頭もいいけど、プライドが高く、すごく説教臭くて、うざい。

のちに、臣下から廃母論が出たのも、幽閉されたのも、たぶん、そういう部分を臣下たちがみんな嫌っていて、実際この人をしたっていた臣下は、ほとんどいなかったのでは。実際のところ結構嫌われていたのでは。だから、あんなに廃母論が出たのでは。もっと人徳のある大妃であれば、先王がいなくなっても、大切にされたり、慕われたりしたと思えるのですよねぇ。

幽閉中のインモクの様子は、白い粗末な服、少ない食料。服にも困る女官たち。
でもこの人、この状況なのに、なんにもしないで、あいかわらずえらそーに座ってるだけ。

他にもででくる歴史上有名な臣下の人たちは、自分で畑を作って、自分で働いたり動いたりしています。自分を犠牲にしてでも、王に意見を言ったりしている。

なのに、インモクは座っているだけで、何にもしてないですね。

この粗末で貧乏な生活ぶりがかつてのケトンそっくり。
まさにかつての二人の生活ぶり状況はそれぞれの人物の能力によって、見事に対照的に入れ替わっているわけです。そして、その時のキム尚宮は、ただの女官のはずなのに、とてもきれいな服を着て、自分の才覚でしっかり資産形成していて、そして、宮中でのポジションも確保しています。

側室への誘いも断っています。
側室は、当時としては、王の寵愛をえることは当時の女性としはて、最高の出世のはずですが、キム尚宮は、側室になっても、王が死ねば宮中を出されるし、何にもできない不便なポジションだと、当時としてはめずらしく、そう見切っているのですね。

生まれつきの地位や身分で、時分ではなにもしないのにいばっているインモク、リャンバン達。

この物語では、社会の最下層の下働きの人間からはじまって、リャンバンの庶子、それだけでなく、リャンバンや、王や王妃、側室など、ほとんどすべての人が実は、社会の身分構造のために苦しんでいます。

王自身が自分が側室の子供つまり、庶子であるために、王でありながら、どこかしらで、臣下に軽んじられていると思っているし、だから、側室の子である皇太子クァンヘ君にたいしても、冷たい態度をとります。そのあげく、どうしても、正室の子供を後継ぎにしたくて、高齢にもかかわらず。新しい若い王妃を妻に迎えて、王子を産ませるのですね。
クアンヘ君も、側室の子であるために、父王に冷たくされ続けます。
また、キムサングンの両親もまた、下働きのために、雇い主に殺されたり、情夫扱いされたりしています。

側室であるインビンもまた、側室であるために、新しい王妃に使えなくてはならず、王の死とともに、王宮を出なければなりませんでした。

そして、多くの庶子たちが、政党に扱われず、出世もできない世の中に不満をもって、謀反を起こし、とらえられ、殺されてしまいます。
物語ほぼすべての人が、庶子差別、身分差別に、自分の生まれによってえた地位にとても苦しんでいるのです。

そんな中で唯一、キム尚宮だけは、生まれや、地位ではなく、自分自身の力や才覚で、お金や地位や幸せを勝ち取っていく、そういう姿が描かれているのですね。そして、自分の地位だけで、威張っている人たちにたいして、「ふんっいまにみていろよっ」という態度をも見せてくれます。自分の力で生きていくことの大切さをキム尚宮を通して、描いている。そういうお話なんじゃないかと、思います。

史実では、悪女だけど、イ・ヨンエ演じるキム尚宮は、美人でチャーミングで、才能のある頑張り屋さんで、素敵です。
主演でもあるし、見ていて、味方してしまいます。

生まれや地位でなく、自分の力で手に入れるべき。

のちに、クァンヘ君を廃位して次の王になった、ヌンヤン君が、インモクを助けだそうした時も、インモク・テビは理屈ばかり並べて、すごーくえらそうで、ヌンヤン君とその臣下達は、とっても、困っている様子。

母を幽閉する不道徳者の王を排除し、インモク・テビを助け出す。
それが、クーデターのお題目でしたが、実際に会ってみると、やっぱりインモク・テビは、威ばりん棒で理屈屋のいやーなおばさんでした。自分では何にもしてないのにね。
なんだこいつ。うーん。クァンヘ君がこのおばさんを幽閉したのはだからなのかーと、その時になってヌンヤン君たちはつくづく思ったのでは。

というわけで、自分の力で栄華を極めたキム尚宮と、身分差別はマチガッチョル、人はその本来の能力で評価されるべき、そして、自分の力で人生は獲得すべきと言うお話だったと思います。

でも、ラストわずか10年の栄華ののち、ちゃらっとキム尚宮は、死んじゃいますが。


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by civaka | 2012-09-26 10:37 | ドラマ(dvd) | Comments(0)
紀元前108年、高句麗を建国した初代王様朱蒙の物語。

放映当時すごい高視聴率だったらしいし、日本でも、かなり人気があったらしいです。

しかも、高句麗の建国の前にも古朝鮮という古代国家が存在していたとのこと。朝鮮という国が、これほど古い歴史をもった国だったんだと、今回初めて知って驚きました。

いままで、日本では、朝鮮という国をどこかで低く見ていました。でも、これほどの歴史のある国が、なぜ?と、不思議に思いました。

これほど古い歴史のある国なら、もっと世界的評価も高く、国力も技術力もありそうなもの。にもかかわらず、日本の方が技術的にも、経済的にもすすんでいるのは、なぜなのか。
というわけで、いろいろみてみると、周りには、中国、蒙古、日本、ロシア、など、多くの国があり、常にそれらの国から責められたり、支配されたり、のっとられたりと、いろいろな干渉をうけているのですね。位置的にも、割と寒く、あまり農作物も豊かでなさそう。物語の中でも、塩の入手に苦労していたり、日照りが続いて食料に苦労していたりなど、結構厳しい国のようです。
こんな風だと、常に経済的にも苦しく、文化や技術力を育てる余裕はないかも。でも、チャングムをみていると、宮廷料理や、薬草、針治療など、結構いろいろと文化があるんですよねぇ。うーん。もっとも、近代でも日本に支配されたり、朝鮮戦争がおきたりしてるしね。
本当に厳しい国なのかな。

先日ユーチューブでみた、大学教授の韓流ドラマの解説をみていても、布を染める染料もなく、ほとんどの人たちは白い服をきていたようでした。
ドラマの中の色とりどりの美しい衣装はあくまで、ドラマという娯楽ゆえのもの。時代考証はしていても、ドラマの娯楽性ゆえの華やかさは必要ですし。

でもやっぱり、韓国の時代劇のストーリーテリングの見事さには、恐れ入っちゃう。本当によくできているし、朱蒙も、81話いう長さにもかかわらず、ほとんど視聴者をあきさせないどころか、ぐいぐいひきこんでいくみごとさ。現在の日本のドラマは、ほとんどがワンクール、12話か13話くらいの短さ。NHKの時代大河ドラマですら、50話がせいぜい。最近はさらに短くなってるし。長いからこそいろいろとエピソードをいれられるし、じっくり煮込めるというもの。説得力も深みも増していきますよね。

それにしても、朱蒙は、三国史記と百済本紀の分注の別伝に残されたわずかな記述をもとに、その部分をつじつまのあうように、つくられているのですよね。

ヒロインのソソノも記述にしっかり残っている人物らしく、これだけの本に名前がしるされて残されるなんて、よっぽと素晴らしい女性だったのでしょうねぇ。ドラマの中でも、その美人ぶりだけでなく、頭はいいし、商才も、度胸もあるし、剣術も行動力も、あきれるほどのスーパーウーマンぶり。チュモンもすごい人物だけど、その相手役のヒロインもすごい。

歴史書に名前が残るくらいの人物なんだから、本物もすごかったにちがいない。

今の日本の政界に連れてきたいくらい。

ほれあったソソノとは結ばれず、そのあとであったイエソヤと、結婚、子供もできて、でも結局わずかの新婚生活を送っただけで、えんえんと、別居の夫婦関係。そのあげく、イエソヤは、行方不明で死んだと思われて、そのあげく、やっとソソノと結婚したと思えば、イエソヤとユリの出現で、王子たちの王位争いを避けるためと百済建国のためにソソノは高句麗をでてしまって。
本音でいちばん好きなのは、ソソノなのにと、見送るチュモン。
なんて見事なメロドラマぶり。
これが史実どおりっていうんだからすごい。

ちなみに序盤のストーリーは、まるで、旧約聖書の物語にそっくり。
古朝鮮の流民は、まるでユダヤ人みたいだし、王子さまとして育てられた挙句、流民をつれてぷよ国をでるチュモンは、まさにモーゼと出エジプトのエピソードにそっくり。
そもそも、漢は、ローマ帝国みたいだし、漢にさからって捕まってはりつけにされるヘモスは、イエス・キリストみたいだし。

シナリオの段階で、わざと聖書の話に似せたのか、たまたまなのか。はて。

でも、王子たちを育てる王妃さまと、ユファ夫人という二人の母の子育てぶりが、ちょうど青年期の男の子をそだててる自分と重なって、いろいろと考えさせられました。

子供の行動にあれこれ指図したあげく、人殺しまでやらせる王妃様の鬼人ぶりもすごいし、母親の指図にきっちり従って王様の前で泣きだす、テソ王子にも、どこまでマザコンなのーっと思ったけど。

あまりのアマちゃんブリに耐えかねてチュモンを宮殿からだしたのに、死んだかもと聞いてチュモンに会いに行ったりするユファ夫人の母心とか。

やっぱり、母親もある程度大きくなった男の子は少し、外にだして、修行させた方がいいのかも。母親からはなれると途端に男の子ってしっかりするけど、チュモンも、ヨンポも。でも、これってやっぱり、ドラマだから?

それにしても、ソソノ役のハン・ヘジンの美貌の完璧さといったらすごい。あの長いチュモンを最後までみられちゃうのは、ストーリーの面白さだけでなく、彼女の美貌もありかも。

ただ、やっと結婚できたチュモンとソソノなのに、結婚式くらいしか、二人のラブシーンがないのがつまらない。せっかく結婚できた主人公とヒロインなんだし、もう少し、しっとりとしたラブシーンがほしかった。

それにしても、高句麗の立地は、まさに今の北朝鮮。チュモンの末裔は、こんなことになってて、あいかわらず、中国やロシアにしいたげられてるの?
そしてあいかわらず、流民と同じような生活ぶり。土地柄なんでしょうか。
ドラマをみていても、低木の雑木林が多いし、畑とかほとんどでてこないし。最終回では、広いリャオトン半島の平原がでてくるけど、あれだけの平地がまったく開発されずにいまだに残ってるってどんだけ貧しいのか、寒いのか、土地が余ってるのか。日本だったらあれだけの平地があったら、絶対全部田んぼと畑になってるはず。

ドラマの面白さだけでなく、古代から現代までの朝鮮の状況とか事情とか、教えられるし、考えさせられました。

現在高句麗に関しては、朝鮮か場所的に中国の一部なんじゃないかと、韓国と中国でもめてるらしいですし。そういう政争が、ドラマの裏にあるんですよねぇ。

さてつぎは、イサンと、ソンドク女王だ。
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by civaka | 2012-04-14 19:59 | ドラマ(dvd) | Comments(0)

『下町ロケット』

いい作品でした。
小説の存在自体はしっていたけれど、こんなに現代社会のメーカーの現実をリアルにえがいてある作品とは知りませんでした。原作はよんでいませんが、ドラマとしてみて、とても面白かったし、考えさせられました。

そして、この物語に描かれていることは、決して、作者の創造にとどまっていません。実際に、今の社会に起きていることです。

世界中のメーカーがしのぎを削って技術開発をしていく中で起きる、にたような技術を同時進行で研究していたために起こる知的財産権争い。やっと開発を終えたと思ってしらべてみれば、他の会社がとっくに開発し、特許を取得してしまっていたり、よく似た技術が微妙な違いでそれぞれに特許をとっていたり。そのために、知的財産権を争う訴訟が起きたりしています。

けれど、どこのメーカーもなけなしの予算で必死に技術開発しているのに、特許のとりあいや、訴訟によって、余計なエネルギーやお金をかけていたら、世界中の技術者の大切な能力の無駄遣いなのでは。

このドラマでは、訴訟が国内の企業同士なので、マスコミや世論を操作することで、下町の中小企業がなんとか勝つことができましたが、日本の企業が海外の企業から訴えられた場合、マスコミや世論による援助は、期待できそうにありません。

そんな時、いったいどうしたらいいのか。

これからさき、技術の特許にからんで訴訟なんてことをメーカー同士で世界的にやっていくようなことがブームになったらどうするのでしようか。

今現在、中国でも、アイパッドが特許問題を起こしています。

世界的にもう、特許をかけて訴訟や権利争いをするより、なるべく研究段階でオープンにし、同じことを研究している研究者どうし、一緒に研究できるような、環境や、世界共通認識、理解、が、必要になるのでは。

少なくとも、このドラマのような、大企業が優勢になって、小さな企業をつぶしていくような社会常識は、改善されるべきものだと、思いました。

お金と労力をかけて、開発した技術。特許という形でその知的財産権は、守られるべきもの。たしかに今までは、そうでした。でも、その特許というもののせいで、逆に訴訟問題がおきたり、技術の取り合いが起きたり、会社が潰される結果になるのなら、知的財産権の保護、特許というありかたは、もしかして、間違っているのかもしれません。

もっと、オープンに同じことを研究したい者同士、同じ場に集まって、一緒に研究していけるような、技術界の場や、新しい常識が、あってもいいのではと、考えました。でも、これを実現するのは、すごく難しいだろうとは、思います。

たぶん、権利としての独占ではなく、特別な技術研究開発をした人は、公共のものを生涯無料で利用できるとか、大学の教授クラスの資格を得られるとか、国家が生涯給料をはらうとか、世界レベルの技術機構を創設して、特許レベルの技術者に給与をはらうとか。

そのかわり、彼らの開発した技術を、世界中のメーカーが、その世界技術機構に所属するかぎり、使えるというようなシステムを作っていくとか。



ただ、このドラマでは、世界レベルの技術を下町の企業が持っていることで、大企業と対立して、勝ちをえているわけですし。

けれど、このドラマのツクダ製作所が、大手企業に勝てたのは、特許だけでなく、その特許を使って製作する製品を作りだす製造技術を持っていたことでした。

特許技術だけがすべてではありませんでした。

メーカーですから。製造技術がもつ部分も大きい。

もし、特許が世界レベルで共用となった時、メーカー同士の勝負を決めるのは、その製造技術なのでしょう。


ドラマでは、多少大手を悪く描きすぎている、下町の企業を美化しすぎていると思える部分もありましたが、ポイントは、技術者同士のプライドのせめぎあいだったと思います。

プライドにこだわるのは、大事なことだけど、プライドにとらわれてしまうのは、よくないことだと。

今、どんどん海外に工場を作って、安い現地作業員を使っていったり、コンピューターや機械による生産がメインになっていく中で、手作りの最高品質の製造だけは、そんな簡単に国外に出せるものではないようです。

メーカーのリアルな現実をみせてもらい、とても為になるおもしろい作品でした。

   
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by civaka | 2012-03-06 10:46 | ドラマ(dvd) | Comments(0)

『大王四神記』

朱雀、青龍、玄武、白虎。
四神の物語は好きな上に、朝鮮を統一した伝説の王様をペ・ヨンジュンがやるんだから、もう楽しみにしていた物語。
それをやっと、観終わりました。相変わらず今頃003.gif003.gif

ラストまでみたら、あれっと、思いました。
こういう結末ですか?

私としては、スジニが本当の朱雀で、黒朱雀になってしまったキハを、炎を抑える力を持つスジニが押さえて、最後の事態を解決し、タムドクと結婚して、高句麗の王妃となって、ハッピーエンド。という結末を想像してたのですよ。

でも、最後は、タンドク王は、黒朱雀となったキハのもとに行ってしまい、キハと大王タンドクの子供を残されてスジニだけが残る。

えー。
スジニの存在ってなんだったのですか。
絶対こっちが主賓だと、思っていたのに。

タンドクにはかまってもらえず、二人の子供をこっそり育てなければならず、黒朱雀の嫌疑はかけられ。
なんかスジニの役は散々ですね。

なぜスジニには、子供だけが残されたのでしょう。

実はこれ、キハ(カジン)が前世で殺してしまったセオ(スジニ)の子供を、セオに返したのですね。
そして、カジンが前世で、セオの子供を殺したために、セオが黒朱雀となってしまった。

カジン(キハ)は、その罪をつぐなったのですね。だから、こんどは、セオ(スジニ)のかわりに、黒朱雀になった。
セオがうけた痛みをつぐなったのではないかと、思いました。

この物語では、チュシンの王が二人。
そして、朱雀が二人。

本来一人であるはずなのになぜ?

本当のチュシンの王は、誰なのでしょうか。
実は、ホゲこそが本当のチュシンの王だったのではないでしょうか。

物語の序盤でホゲの母が何度も何度もホゲをチュシンの王だと、言います。
キハも、最初にホゲをチュシンの王だと、言います。
観ている私たち視聴者は、タンドクを演じているのがペ・ヨンジュンなのだから、そして、主役なのだから、絶対本物のチュシンの王はタンドクだと、思い込んでみています。
だから、騙されてしまう。

ホゲの母も死ぬ時に、タンドクは狡猾だから気をつけろと、ホゲに言い残します。
実の兄に毒薬をもるこの母親は、見ているこちら側には、あきらかに悪役にうつるのですが、実際このアドバイスはあたっていて、後々ホゲはどんどんタンドクに追い詰められていきます。

でも実は、本物のチュシンの王、つまり、朝鮮統一をする高句麗の王はホゲだったのだと、思うのです。
ところが同じ時にファヌンの生まれ変わりであるタンドクが生まれてきてしまう。
そして、大神官の託宣によって、神器を集めなければならなくなってしまう。
これは天の声なので、神様に都合のいい言葉が伝えられているわけです。
ふつうの人間であるホゲにそんなことのできるはずはなく。
結局、殺戮をくりかえし、タンドクの策略によって、百済討伐は挫折。
それ以降の戦闘もことごとくおかしくなり、ホゲは敗残ののち北魏にのがれる。
普通の人間が神様にかなうはずありませんから。

でも、本当は、ホゲは心の優しい強いたまくしい少年でした。
いつか王にならなければならないと信じて、若いうちから戦場に立ち、日々の訓練も欠かしませんでした。

もし、タンドクが現れなければ、ホゲは、ホゲなりに、タンドクほどうまくはできなくても、それでも、高句麗の王として、少しづつ、朝鮮を統一していったかもしれません。



そして、本物のスザクは、カジンだったのだと、思います。

セオはカジンのもっていた火の力をファヌンから与えられたにすぎません。
だから、うまく使いこなせず、御しきれず、それゆえに黒朱雀になってしまいました。

タムドクは物語の最後にやっときづきます。
人は過ちをするけれど、それでもなお、人の世は、人の力だけで、治めるべきもの。
天の力、神の力なんかいらないのだ。と。

タムドクは神の子であるファヌンのうまれかわりですから、ファヌンが地上に残した四神の神器を使えるのは、当たり前です。
神の力を持っているのですから。

天の神は、火の力(朱雀)を手に入れた人間が、戦いや殺戮ばかりをしている事に耐えかねて、わが子ファヌンを地に遣わします。
争いをおさえようとするファヌン。
けれど、神の力を使っても、四神を使っても、結局最後まで、人の争いを抑えることはできませんでした。
人は、争いながら、間違いをおかしながら、少しづづ変わっていくものだからです。
それを神の特別な力で、無理やり抑えようとするのは、所詮無理だったのです。

争いをやめないカジンから火の力を取り上げたファヌンは、心やさしいセオならきっと、うまくつかいこなせるはずだと、火の力スザクをセオに与えます。
けれど、わが子を殺されたセオは、怒りのあまり黒朱雀になってしまいます。
セオもまた、朱雀の力を使いこなし、御しきることはできなかったのです。
そのために、ファヌンは、セオを射殺さなければにりませんでした。

そして、2000年後にまた、転生して地上にあらわれたファヌン(タンドク)は、もう一度人の世を己の神の力で統一し、治めようとします。
けれど、彼ががんばればがんばるほど、彼の周りの人々は、死んでいき、ホゲも、キハも悪にはまっていくばかりです。やっと、自分達神のおもいあがりに、間違いにきづいたタンドクは、神器をすべて壊し、天に帰っていきます。

このドラマを見ながら、今の朝鮮の現実が何度も思い起こされました。

アメリカやソビエトや日本によって、占領され、支配され、利用されてきた朝鮮。

北と南に分割され、ソビエトという神によって偽の王に支配される北の朝鮮。

まるで神のように朝鮮を支配し、管理し、利用しようとするアメリカとソビエト。

けれど、朝鮮は朝鮮の人々によって治められるべき国。

神の力、外国の力は、いらないのだと。



ところで、ここで少し解釈を変えたみました。
キハとスジニ。
カジンとキハ、セオとスジニを演じる女優さんが同じなので、それぞれの生まれ変わりだろうと、私たち視聴者は信じ込んで物語をみていますね。

でも、キハのヘアスタイルはセオと同じだし、スジニのヘアスタイルは、カジンと同じ。
だとしたら、実は、カジンの生まれ変わりは、スジニで、セオの生まれ変わりが、キハなのでは?

スジニが朱雀の転生であることをスジニの神器を守り続けてきたスジニの両親はしっていたはずです。だからこそ、ほんものの朱雀であるスジニを隠すために、スジニの神器をキハにもたせたのではないのかと、思います。その策にはまった火天会は、キハを朱雀の転生と信じ込んで、連れて行きます。

観ている私たちも結局のところ最後まで、どちらがどちらかわからずじまい。

けれど、ファヌンのうまれかわりであるタンドクは、キハがかつて愛したセオの生まれ変わりであることを無意識に感じ取り、前世と同じように、キハ(セオ)を愛した。だから、キハがタンドクの子を生んだのだし、わが子のために黒朱雀になってしまった。
そして、こんどこそファヌン(タンドク)は、セオを殺すことではない解決をしたのではないのでしょうか。

結局この物語の主人公はキハで、タンドクは最初から最後までずっと、キハを愛していたのでしょう。

火天会に捕まえられ、操作されていたキハは、自分の思うように生きられず、いつもいつも悲しそうな顔をしていて、でも、ずっとずっと本当は、タンドクを愛していて、タンドクは、最後の最後にやっと、キハが実はずーっと自分を愛していてくれたことを知るんですね。

神器を壊し、四神の力とともに、ファヌン(タンドク)は、セオ(キハ)とともに、天に帰って行ったのでした。

その瞬間、四神の転生たちは、普通の人間に戻りました。

そして、地には、人だけが残されました。



二人の子供を残されたスジニは、2000年前にはできなかったファヌンの子供を育て、次の高句麗の王として、いずり高句麗を天の力に頼らず、人の力で、治めていくのでしょうか。




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by civaka | 2012-02-11 15:06 | ドラマ(dvd) | Comments(2)
いまごろ?と、怒られそうなくらい今頃みました。
テレビ放送されたのは、かなり昔。評判がすごくよかったのだけは知っていたけれど、なかなかみられず。
レンタルやさんで、みかけて、やっと、見始めることができました。
全18巻。全54話。
かなり長いんじゃねと、息子が言ったけど、ロストにくらべればたいしたことないです。
それにすごくおもしろかったから、ぜんぜんしんどくなかったし。
私がみていたら、家族全員おもしろいーといって、みてました。
このめちゃ寒い今年の冬の我が家のマイブームになりました。
特に夫がすごくおもしろいーと、熱中してました。
おかげで昼間一人で勝手にみられなくなってしまったくらい。

主人公チャングムの優秀さ、聡明さ、人間的な高さ、すごさ、もう半端じゃないですね。
こんな人ほんとにまずめったにいないだろうと。

そして、チャングムさんの行くところどこでもひたすら追っかけてやってくるイケメンでエリートのミン・ジョンホさんもすばらしかった。

でもってねえ、このドラマみていて、こんなに一番日本に近い国なのに、このお隣の国のことぜんぜんしらなかったんだなぁと。

こんな文化や慣習や技術を持っている国なんですね。
こーんなすばらしいドラマを日本に紹介してくれたNHKは、すごいえらい。感心しました。

世界史で西洋ばっかり勉強していたし、中国のことは、ある程度学んだけれど、朝鮮のことは、高句麗とか、百済の国名くらいしか知りません。

日本では、肉はほぼ禁止でお魚しかたべられなかった時代に、朝鮮では、しっかり肉食だったこととか。
王様の前で、家臣が結構立ったままっていうことにも、驚き。日本では、絶対、偉い人の前では、座って、平身低頭なのに。

ドラマにでてくる韓国料理もみたことないものばかり。
韓国料理って、焼肉と、キムチしかしりません。もの。

これからこの国を朝鮮とよぶのか、韓国と呼ぶのか。
この国が一つになる日はくるのでしょうか。

それにしても、最近は、寒い。
寒いだけで、すごく疲れる。
いつまで続くんだろう。



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by civaka | 2012-01-23 10:25 | ドラマ(dvd) | Comments(0)