映画の記事はネタバレつきです。あしからず。

by civaka

<   2011年 10月 ( 9 )   > この月の画像一覧

『僕は君たちに武器を配りたい』

京都大学で経済学を教える先生の本です。
だから、経済学の本と思えますが、本当はこの本は、シュウカツの本だと思います。

いままでいわれていた就職のスタンダードは、いままさに見事にくずれつつあります。

受験でも一番偏差値の高い医学部と法学部。けれど、今、医者も弁護士もかつて言われていたようには、高収入の仕事ではありません。そして、官僚もまた、今までのようにはいかなくなりつつあります。

だから、京都大学の医学部の学生たちは、いままでのように医者になってもだめだときづき始めていて、自分たちがならった医学を生かして、なにかもっと別の方法はないか、それをもとめて、筆者の授業を受けにくるそうです。

本の中ではほかにも、弁護士会の実情や、英語、会計のスキルだけではだめなこと、株というものは、普通の素人がやってもまず儲からない事実など、なんとなーくそうじゃないかなーと、私が思い始めていたことが、すごく理論的にはっきりと、語られていて、なるほどっと、思いました。

いままでのように、ただ大企業に入るのではなく、自分の頭で考え、自分の目と感で、これから先に未来のありそうな企業や業界をみつけだし、大学生である若くてまだお金のない彼らが、お金や資産ではなく、自分自身の労働と可能性を投資することを目指すための方法論、会社選び、会社探し、がかかれた本なのです。

ただ、漠然と右も左も世の中の常識も、経済界の現実もしらずに、やみくもに、シュウカツし、疲労し、先のないブラックな会社をついうっかり選んでしまったりしている、イマドキの多くの大学生、シュウカツ生に、読んでもらうために、作者はこの本を書いたのではないかと、思います。

自分自身を資産と考え、投資するつもりで、時代の価値観に惑わされずに、会社選びをしていく。

とても、大切なことだと、思います。

そのためにまず語られるのは、コモデティ化
自分自身を会社の中で社会の中で、いくらでも取り換えのきく普通の平均的な人材にしたままでは、いつリストラされるんわからない。

いままでは、学歴さえあれば、といった価値観はすでにくずれ、高学歴ワーキングプアになりつつある現状。

そして、本物の資本主義の到来。
日経新聞を読むのは、もう大切な情報の入手ではなく、周知の事実の確認のため。

就職ランキングは、あてにならない。
ブラック企業の見分け方。奴隷ビジネス。

従業員を大切にする会社を選べ。
これこそが、シュウカツの最大のキーワードだったのだ。
従業員を大切にする会社は、顧客も大切にする。顧客をたいせつにする会社こそが、のびていく。

企業社会の観察の仕方、見方、を説明してあるのだ。
それもこれも、世の中をしらない学生、シュウカツ生のためだ。

だから、すでに社会で働いてるビジネスマンにとってはたぶん、今さらな部分も多いはず。

けれど、これから社会と向き合う学生たちには、ぜひ必要な知恵ばかりだと思う。
その知恵こそが、ビジネス界で生き残るための武器そのものだと、作者は言う。

我が家も一年前にこの本に出会っていたら、思う。けれど、シュウカツを終えた後だからこそ、目についたし、読んでみてすごく面白く感じたのかもしれない。

そして、金融も商社も、官僚も嫌だといった息子は、結果的には、従業員にやさしい、地味でめだたない真ん中あたりの会社を選んだ。その会社を選んだ彼の選択眼があたっていると願いたい。

コモデティではない、置き換えることのできない人材になること。
それは、実は単に仕事ができるとか、そんなことじゃなくて、、もっとちがうところにある可能性だってある。
笑顔とか、そこにいるだけでいやされるとか、つい頼みごとをしてしまうとか、つい悩み事をうちあけてしまうとか、ただ、たっているだけで、なぜか印象に残ってしまう存在感をもっているとか、そんな要素をもっていることだって、実は、人としては、おきかえられない要素なのかもしれない。

ますます、社会が厳しくなる中で、仕事だけでなく、人の輪をつなぐチカラもまた、ひとつのスペシャリティかもしれないじゃないかと、私なんかは、思う。

それにしても、ひさびさに面白い本だった。
買ってきて、積んどく暇もなく、さくさくと、読み終わってしまった。

シュウカツをめざす学生さん。ぜひ読んでみてください。


著者講演会

僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい
価格:1,890円(税込、送料別)


[PR]
by civaka | 2011-10-31 16:44 | 読書ノート | Comments(0)
最近の世の中はどんどん複雑になっていて、ニュースをみていても、ただぼんやりしていると、わからない。というか、一生懸命みていても、わからない。

ずいぶん騒がれたアメリカのサブプライム事件。住宅ローンがどうのといわれても、やっぱりよくわからない。

というわけで、この映画はそのあたりを知るのにとてもわかりやすいです。
映画は、サブプライムの事件の一連の流れとそれにかかわった人たちへのインタビューがバシバシでてきて、すごいスピードでながれていきます。

日本語字幕で、人物名と、会話が同時にでてくるので、一緒に読むのが結構たいへん。気合をいれてみていないと、置いていかれてしまいます。

それでも、詳しく説明されている部分もあり、いままでわからなかったサブフライムとはなにか、なんだったのか、リーマンの倒産がどうしてだったのか、誰が悪かったのか。かなりよくわかりました。

まあ、この手の映画はどこまで真実なのかわからないという意見もあるんだけど、過去に騒がれた「ダイアナ妃の真実むもけっこう当たってたことを思うと、この映画の内容も大体の部分はほぼこんなものなのじゃないかと、思います。その先の細かいところ、本当の犯人は誰かとか、誰が悪かったのかとか、そのあたりは結局のところまた永遠にわからないし、結論は出ないかもしれない。

それにしても、驚いたのは、他人の不幸を、何の関係もない人間がお金もうけの種にするということだ。

住宅ローンの請求の権利を、いくつもあわせて、ひとつ債権として売る。その債権は回収できないかもしれないから、ダメな時のために保険をかける。

こんなこといったい誰が考え付いたのか。住宅ローンなんてそもそもすごく怖いものなのに。借りる方も貸す方も。

それがお手軽なお金儲けの道具になってしまうあたりすごい。

驚くのはさらに、その債権にローンにも債権にも関係のない第三者が保険をかけることができること。

さらにその債権になんの確証もないのに、AAAの評価をつけてあること。もう、AAAとかいわれても、信じません。はい。

ほとんど悪魔の所業としか思えない。わたしはこの映画をみながら、先日みた、『パラノーマル・アクティビティ』を思い出した。こんなことをするやつらなんか、悪魔に憑依された奥さんにぶんなぐられて殺されてしまえばいいのに。そして、こんなことをするやつの遺伝子なんか絶対残さない方がいいんだから、彼らの子供たちは、悪魔に地獄に連れて行ってもらった方がいい。悪魔と契約してお金もうけをした人間の呪いってこういうことだったのだと、つくづく思う。


アメリカには、ビッグアップルっていう、可能性の夢があるからね。
成功してお金持ちになること。
大豪邸に住むこと。
お金や資産をとにかくなるべくいっぱい持つこと。

こういうことがすごく彼らの頭の中にしっかりあって、すべてに最優先されるんだろうね。

でも、そろそろもう少しちがった価値観や、もっとまともな道徳観、道義心をアメリカは、学校教育で育てていくべきなのでは、と、そう思います。

日本の国民があれだけの災害にあっても、秩序正しく行動して、大きなパニックにならなかったのは、やっぱり、全国的に統一された学校教育によるものだと、思うからです。

いままでのアメリカの学校って、授業中足を組む、カ゜ムをたべる、服装がとっぴすぎる。
学校に銃をもちこむ。などなどもう何でもありすぎる。
そういうことが自由なアメリカとして、今までは、いい方にみていたけど、本当にそうなのか。
もっと、戒律や、ルールや、マナーを導入してもいいのでは。

基本はそういうところからはじめるべきなのでは。

そして、軍隊候補人員として、外国からの移民をうけいれすぎることで、社会の底辺の人間を救おうという感覚がアメリカの中にないこと。
社会の下層にいる人間たちからは、搾取してもかまわないという、そんな意識があるんじゃないのかなと、私には、そう思えるのですね。

もう、世界的な戦争も減ってきたし、アメリカは少し移民に対して、考え直すべきでは。



それからさらに、映画『エス』を思い出したのですが。
大学で、研究として、バイトの学生を囚人と監視にわけて、実際に刑務所の中のようにして過ごさせてみた結果、監視役の学生たちが、囚人たちをいたぶりはじめたという事件を映画化したもの。

人間はその立場によって、その立場にあった行動をとってしまうもの。

金融の上層部にいる人間たちは、自分たちの考え方ひとつで、金融界を好きなようにできる、あるいは、好きなようにしてかまわないと、思い込み始めてしまうのかもしれません。

お金にあかせて、政治にまで介入し、自分達のお金儲けのために法律まで変えてしまう彼ら。

結局誰も、罪をとわれないままに、事件は終わってしまった。みたい。


戦争ではもうお金儲けができなくなったからなのか。
アメリカの勢力を抑えていたソ連がなくなってしまったからなのか。

でも、最近は、中国の方に新しい勢力ができてきて、アメリカの方もあんまり勝手なことはできなくなってしまったとか。本当かどうかわかりませんが。



この映画、評価は人によっていろいろですが、私はおすすめしたい一作です。
とにかく勉強にはなります。できれば、2回くらいみると、よくわかると思います。


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
[PR]
by civaka | 2011-10-25 23:36 | 映画 | Comments(0)

カーナビは役にたたない

長年車で出かけた時は、私が助手席で、地図をみながら道案内してました。
でも、もめるんですよねぇ、かならず。
いきなり直前で、右にまがるとかいわれてもできないとか、あぶないとか。
それは勿論私もわかってるんだけどさぁ。でも、地図だけだと、その場所が実際にどんなところかわからないし、実際に現場についてみて、ここが曲がる場所だなと、ぎりぎりで判断するところも結構あるんですよねぇ。

で、長年だんながカーナビさえあればー
と、ずーっと言ってたんですよ。
それで今年の8月、たまたまテレビでやっていた通販で買いました。
日本テレビのポンポンポシュレで。

念願のカーナビ。買った当時はとーっても喜んでました。
でもねえ。いざ使ってみると、驚くほど役にたたない。

夢の最新機器と思ってたのに、幻でした。emoticon-0140-rofl.gif

なにしろ、一般道で30分くらいでいけるところにいくのに、首都高を通るように指示される。
首都高の入り口も、普段使っているのとは違う、ちょっと遠いところに案内される。

ためしにいつも行く家の近くのジャスコに行くのに使ってみたら、人間だったら絶対こんなルート使わないというようなものすごく手間のかかる遠回りなコースを指示される。

車に乗って出発する前にカーナビをつないで電源を入れたら、車の他の電子機器が電力不足で動かなくなる。旦那焦りまくり。emoticon-0102-bigsmile.gifこれって結構電気使うってことですね。

るるぶの情報がいろいろ入っているということだったのに、ろくなところが案内されていない。

これって、なに?

旦那は安いものだからしかたないのかもと、言ったのですが、さすがに、ネットで調べてみたら、どの機械を買っても、どれもみんなこんなものらしいのですね。地図をもって助手席でガイドしてくれる人がいるならそっちのほうがずっとましだそうです。

渋滞情報やそれを回避するコースもあてにならないらしいのですね。

だとしたら3万もだしてかったのは、ただの無駄金。

などといろいろ考えていたら、だんながある日落っことして割ってしまいました。
修理のために製造元に送ってみたら、修理に2万6千円だということで、役にたつならいざしらず、こんなに役にたたない機械に新品を買うのとほぼ同じ金額で修理する意味はあると思えず。

まだろくすっぽ使っていなかったのにもかかわらず。
結局ながながと悩んだ末に、修理はあきらめることにしました。

うーん。
夢の最新機器は、幻に終わりました。

失意の旦那様がここに。→


メーカー様。もっと役に立つもの作ってください。お願いします。



ちなみに、カーナビの唯一の役にたつ部分は現在地がわかること。
でもそれだったら、道路表記自体をもっと改善して、カーナビがなくても、現在地がわかるようにしてもらえないものだろうかと、ちょっと思いました。
だって、今現在の道路表記では、現在地がわかりにくすぎる。

国道何号線なのか、県道何号線なのかわかるように、もっと標識を増やすとか、道路自体に印刷してしまうとか。
地図と連動して、ナンバーリングして、現在地がわかるように、するとか。
緯度、経度の縮小版をつくって、標識または、道路に印刷して、その数字からほぼ現在地が確定できるようにするとか。
そんなことしてくれてもいいのではないでしょうか。

そういうことがすすむと、事故も減るのでは。

国土交通省の方、地方自治体のかた、よろしくおねがいします。
[PR]
by civaka | 2011-10-23 10:50 | 社会のあり方を考える | Comments(0)

『神様の女房』

9万件の解約にあわてたのかどうか、わからないけど、なんだか最近NHKの番組がいろいろとおもしろいです。民放は、番組編成期で変な番組ばかりやっているので、なおさらです。

三回完結で土曜の夜に放送されていたドラマ。
経営の神様といわれた松下幸之助の奥さんむめのさんの話。

この手のお話ダイスキなので、みてたのですが、この奥さんかなりうるさそう?

松下の創業期である、1回目2回目での彼女の活躍はたいしたもので、内助の功とはこういうものなのかな、私にはとてもできないなと、すごく感心してみていたのですが、3回目になってくると、ちょっとちがう。

会社が大きくなってきた時、幸之助は、まず、妻が経理をしながら会社に関わっていることにうっとおしさを感じ始めていて、対外的によくないと理由をつけて、彼女を経理と会社からはずします。

次に、会社のある門真から2時間もかかる西宮に豪邸を建てて、むめのをそこに住まわせます。彼女は、いいところの奥様然として、家にいるなんて大嫌いで、そのことを夫である幸之助は、知っていたはずです。これってどうも、いやがらせというか、いじわるしているように、私には、見えてしまいました。
後世に残る素晴らしい日本建築を作るというのは、むめのをその家に住まわせるための理由づけに過ぎなかったのでは。
もし奥さんを愛していて、毎日会いたいと思っていたら、もっと近くに自宅をつくったはずです。

しかも、幸之助自体は、会社から遠いことを理由にほとんどこの家には帰らなかったらしいのです。
さらには、ドラマにはでてきませんが、実は、祇園のお妾さんのところに4人もの子供をつくったらしい。よほど奥さんが、うるさくて、うっとおしかったんじゃないのかと、推測できます。

たとえば、人事に口をだす、幸之助のもってきた娘の縁談に反対する、入り婿にあいさつの仕方を指示する、社員の妻を集めて内助の功を講義する、趣味をもてというなどなど。

でも、ドラマですから、そのあたりは、美化されていて、二人の夫婦愛の物語にしたてられているし、このあたりのことは語られていないのです。

さらには、創業期に松下をささえたむめのの兄弟たちも、戦後の時代に理由をつけて、会社を辞めてもらっています。彼らはすでに重役になっていたはずですが、会社が大きくなってもっと使えるいい社員を雇えるようになっていたので、専門的なことを学んでいない、しかも、妻の声のかかった三人は結構邪魔だったのではないでしようか。
その三人が作ったのが三洋電機です。でも、三洋電機の家電はどれも、他の家電メーカーの製品に比べて落ちるもので、一番値下げ率の高いのも三洋です。だとすると、やはり彼ら三人は、能力的には、落ちるので、創業期には、重要な人材だったのにもかかわらず、すでに大企業になった松下には、じゃまだったのかもしれません。ちなみに三洋電機はその後最近ですが、松下に吸収合併されています。

そんな風にうまく理由をつけて、妻や、義兄弟の社員たちを会社から出してしまうあたり、やはり、さすが、経営の神様ですね。やることがすこぶる周到です。しかも、浮気していることもほとんど妻にきづかせないのですから。

ただ、やはり、むめのさんはしっかりした人ではあるけれど、そして、ずいぶん夫を支えた人ではあるけれど、相当うるさい。
たぶん、一番手のタイプのひとです。いまであれば、キャリアウーマンとして、企業で、バリバリ働いていける素晴らしい人なのですが、この当時は、女性は社会の一線で働くことはできませんでした。

また、松下もむめのもどちらも一番手の人間です。やはりどうしても、対立は起こるだろうと思います。

夫婦喧嘩はいいことだと、むめのさんはいうけれど、そうでしょうか。たんに彼女が前に出たいタイプの人間で、幸之助と対立してしまっただけなのだと、思います。夫をたてる内助の功のある妻であれば、会社が大きくなった時に夫に言われる前に会社からは手を引くはずです。

初期の彼女の社員教育はすばらしいのですが、やはり会社のことに口出しされるたびに幸之助の方は相当の疲れといら立ちを感じていたのではないかと、思えました。

むめのさんのような力のある女性もちゃんと社会の第一線で働けるような男女平等の社会になっていくといいと、思います。男女共同参画というのは、男女平等ということではなく、社会に女性も男性と同じように参加することで、男性だけの価値観や考え方だけでなく、女性的な考え方や価値観を入れていくことで、社員/人間を使いつぶさない、利益だけを追いかけないそういう社会をつくりだすことだと、思います。

それでもやっぱり、むめのさんはすごい女性で、なかなかまねできないひとだと、思いました。

それから、物語にでてきた、松下家の豪邸「光雲荘」は、今でも存在していて、今は西宮からパナソニックのある枚方市に移築されていて、研修センターになっているそうです。そのすごい建築物の中もみることができて、オモシロイドラマでした。
[PR]
by civaka | 2011-10-17 10:11 | テレビ・ドラマ | Comments(2)

アイパットって

アップルのスティーブ・ジョブズさんがなくなって、ひとしきりニュースでしたね。特集番組なんかもあって。
彼の作りだしたものは、インターネットやコンピューターをより人間的なものにしたそうです。
ただの計算機ではなく、音楽や動画をみたり、できるようにしたとか。

彼の偉業はたしかにすばらしいものなのでしょう。

でも、あのすばらしいアイパットをアメリカの国民のいったい何パーセントがもっているのでしょうか。携帯も、パソコンも、スマートフォンも、みんな、すばらしいけれど、高いんですよねぇ。

いくらすばらしくても、貧乏人は、持てないわけで。

便利だけど、私も、夫も、携帯は持っていません。
ランニングコストがかかりすぎる。

子供たちは携帯はもっています。仕方ないので。
今はただでさえ、教育費がかかるのに、その上携帯にまでお金がかかる。
そのあげく、携帯優先で、子供の学校の給食費を払わない親 までいる始末。

アメリカの国民のうちなんパーセントがもっているかで、アメリカのお金持ちの%がというか、貧乏人の%がわかりそう。
ゆたかなアメリカとか、ビックアップルとかいうけれど、その一方では、失業者とか、生活ぎりぎりとか、いろいろとねぇ。

いい商品でも、たかくて持てないのではねぇ。

もちろんそれってあたりまえといえば、あたりまえなんだけど、アイパッドの光の部分ばかりが、かたられていて、釈然としませんでした。

携帯なんてなかったらいいのにと、何度か思いました。
今の時代に、子供たちに携帯をもたせないわけにも、いかず。
親である私たちが持たないことで節約するのがせいいっぱい。

マクドナルドや、吉野家が商品をやすくするために、社員の残業代も削り取って、過酷な労働が強制される一方で、情報産業だけが、高くなる一方です。それも、情報の価格ではなく、情報の通信料なんですよねえ。

なんだかねぇ。

家計を少しでも安くとか、節約とか、いった番組がある一方で情報だけは、たかくなる一方。
これがはたして、便利なのかどうか。

微妙に複雑です。
[PR]
by civaka | 2011-10-15 23:34 | 社会のあり方を考える | Comments(2)

官僚ってつまり貴族?

東京電力は、経済産業省の官僚がいちばん天下りするところだそうで。
どうりで、東電がぬるいわけですね。
この事実は今ではすっかり有名になったようですね。
でも、有名になったからって、改善されるかっていうと、また別の話。

昔むかしは、公務員は今ほど待遇は良くなくて、いい人材はみんな民間企業にいってしまったそうです。
なんとかいい人材がほしくて、公務員の待遇をいろいろとよくしたのと、不景気があいまって、いつのまにやら、官僚のお仕事はとっても、人気になりました。
本で読んだところによると、年収は1300万から1600万くらい。

普通の民間企業で600万行けばかなりいいという今の時代には、ありえないほどいいお給料で。すでに、高待遇の域をこえているなぁと思います。
これに匹敵する民間というと、トップの総合商社くらいですねぇ。

時代がかわったのに、官僚への高待遇はそのままなんですから、いまどきの人気職種なのはあたりまえ。昔ほどではなくなったというけど、どうなんでしょう。

学生時代から、ずーっと退職後の天下り先を目標にいきていく人生ははたしてたのしいのでしょうか。せっかく優秀な人材が、天下り先の暇職についたあと何しているのでしょうか。

ま、私も、仕事についてるわけではないので、人のことはいえませんが。

こんなにいい官僚のお仕事はまるで、フランス革命当時の貴族のようです。
仕事もしないで、毎日遊んで暮らして、お金はたっぷり。
うらやましい。

ただ、官僚の最大の欠点は、貴族のように、世襲ではないことです。
その点だけはとってもシビアで、わが子も官僚にしようとなると、幼少期から、塾に通わせ1000万以上のお金をかけて、教育していかなければなりません。日本の受験システムだけは、裏口入学はききませんし、公務員試験もまたしかり。

こうなると、競争相手を減らすしかありません。

塾にいって、お金をかけないと、難関校にはいれず、公務員試験までたどり着けないようにライバルを減らす。

そのためには、公立学校の質をおとし、お金をかけないと、難関校にいけなくすることで、ある程度のお金持ち以外は、受験競争に参戦できないようにする。

こう考えてみると、なるほど、「ゆとり教育」が、あそこまで質をおとした理由が納得できます。こどもたちに必要以上の負荷をかけないようになんていうのは、「ゆとり教育」を実施するための言い訳でしかありません。

ところが、これ。質を落としすぎました。なにしろ、塾に通わせずに、自力の勉強で高校受験をさせたいと考えている家庭ですら、学校の授業だけでは、あきらかに受験の試験範囲を教えてくれていないことに、気づいてしまうほとですからね。

他のいろいろな政策に関しては、実のところよくわからないし、自民党のやり方が悪くても、多少しかたないのかもと思っていた人たちや、政治にそれほど興味のない低い階層までもが、自民党のやり方がおかしいことにきずいてしまったのが、「ゆとり教育」だったのではないかと、思います。

政治に興味のない人でも、わが子の教育にはさすがに敏感ですからね。
自分の子にも興味のない人はすでに問題外です。すべてのことに興味ないんだから。

「ゆとり教育」さえしなければ、自民党は敗北しなかったのかもしれないと、思います。

地方を味方にしている自民党なのに、私立校も塾の数も少ない地方の人たちの唯一の希望の公立教育をガタガタにしたんですからね。

日本では、フランス革命のような革命は起こらないだろうし、官僚が貴族でなくなるなんてことは、おこりうるのでしょうか。
官僚さんたち頭はすごくいいんだし、天下りさえなければ、お仕事自体はいいお仕事してる部分もあるのになぁと、思うんですが。
どうなんでしょう。
[PR]
by civaka | 2011-10-12 10:07 | 社会のあり方を考える | Comments(0)

『地獄の黙示録』

見たいと思っていたら、レンタルのお店で棚に用意してくれていました。
ブログでの私のお願いをきいてくれたのでしょうか。

かなりの長時間で観ごたえたっぷりです。主人公がいろいろな所に立ち寄りながら、だんだんメコン河の奥深くに入っていくあたりが、わくわくドキドキで、たっぷりと冒険を楽しめました。ちょっと、ディズニーランドのジャングルクルーズを思い出しつつ。でも、動物はほとんど出てこないですけどねー。ww

この映画の公開当時は、まだ私もかなり若く、その当時観たとしても、ほとんど理解できなかっただろう、思います。
今見るからこそおもしろい。まさにそういう感じでした。

そして、公開当時はテレビのコマーシャルで『ワルキューレの騎行』の音楽とともに、ヘリコプターが列をなして飛ぶシーンがやたらと印象的で、なにやらすごい映画らしいと感じさせるテロップでした。
どんな話なのか、印象ばかりがやたら強かったのですが、当時の私は、ほとんど興味がなく、見に行こうとは、思いませんでした。


もともとの原作『闇の奥』は、話の舞台がアフリカで、アフリカの奥地に住みついた謎の人物を探しにいく西洋人の話。だったようで、それが、その物語設定を使って、舞台をちょうど戦時中だったベトナムを使って、描こうとしたシナリオがあったようです。
監督ジョージ・ルーカスと、シナリオ作家ジョン・ミリアスによって、白人と、アフリカ人の異文化の出会いから、理解の過程と、心の変化、考え方の変化、価値観を描き出そうとした物語のようでした。

しかし、結局実現はせず、そののち、ずっとあとになって、フランシス・コッポラ監督がこのシナリオと映画化の権利を買って、フィリピンでの撮影となりました。

しかし、時間の経過とともに、コッポラ自身は、もともとの原作やシナリオのテーマではなく、ベトナム戦争自体を描き出そうとしたのではないかと、思います。

そして、それを通して、やはり最終的には同じテーマにたどりついたのではないでしょうか。

また、最初の公開当時は重要なエピソードがカットされていたようで、そのカットされた部分がないために、当初の映画がすこぶるわかりにくくなってしまったようでした。今回私が観たのは、後日公開された完全版の方で、おかげで物語がよくわかりました。

明らかにアメリカの戦争事情がわかりやすく、アメリカの戦争を批判するもので、よくこんな映画の公開を許しているな、アメリカはすごいなと、思いました。

そして、こんな内容の映画が放映され、反戦が叫ばれてもそれでもなおいまだに、アメリカは戦争をあいかわらず自分たちのスタンスでやっているそのこと自体も、すごい、と思いました。

どんなに批判されても、ベトナム戦争のような挫折があっても、それでも戦争し続けていく国。それがアメリカなのですね。

メコン川の奥地に自分の王国のようなものを作りだしているという男、カーツ大佐、を殺人者という罪状のもとに暗殺すべく、軍隊の命令をうけて河を登っていく主人公ウィラード

しかし、河を登りながら、軍に渡された資料を読んでいくうちにウィラードはだんだんとカーツ大佐という人物の姿が見えてきます。

数々の戦場で、多くの功績を残したカーツは、非常に優秀な軍人でした。国のためにと必死に戦った彼は、しかし、戦いを繰り返していくうちに、軍隊のあり方のおかしさにきづき始めてしまいます。国のためにと戦っているし成果もでている。それにも、かかわらずいつまでたっても、アメリカは戦争をやめようとしない。というよりも、わざわざ能率の悪いことをして、長引かせているようにしか見えない。たまりかねた彼は、軍の上層部に向けて、軍隊のあり方について改善するためのレポートを提出する。けれどそれにすら、軍は反応しない。

さらには、任務を妨害しているスパイとして南ベトナム人を処刑した彼を、殺人罪としてしまう。南ベトナム人をスパイとみとめてしまえば、アメリカのやっている戦争を間違いと認めることになってしまうからだ。アメリカは社会主義をめざす北ベトナムと戦っているはずなのに、南ベトナムとも戦っているとしたら、それはなぜか。

アメリカが戦争をするためにむりやりつくりだした、敵で、本当は南ベトナム自体もまた、アメリカと戦っていたからだ。

戦争のために戦争をするアメリカという祖国の真実の姿に気づいた彼は、もう戦争をする軍隊にも、戦争をするアメリカにも、いることはできなかった。自分の居場所のないまま、ベトナムの奥地で、ひっそりと暮らすカーツ。けれど、自国の利益のためにそれをおぴやかすカーツを、アメリカ自体は許さず、つぎつぎと暗殺者を送りこんでくるのだった。

ウィラードが途中で立ち寄った農園のフランス人の農園者もまた、それを決定的にする言葉を語る。
「ベトコンをつくったのは、アメリカだ」と。

カーツを追ってきたウィラードもまた、その事実に気づいてしまう。

カーツのもとにたどり着いた時、ウイラードもまた、自分の所属するアメリカ軍というものにすでに反感をもちはじめていて、軍の指令に従う気もない。けれど、軍の命令とはまた違った理由でカーツを殺したのでした。

アメリカ軍のあり方に納得できず、従えず、けれど脱走兵としてではなく、誇り高い一人のもの考える人間として、脳みそももたず何も考えずただ上の命令に従うだけの人形ではなく、人間として、その誇りを守るために。

他のサイトではこれは反戦映画なんていう簡単なものじゃない。と書いてありましたが、私はやっぱり、反戦映画だと思います。そして、映画のキャッチコピー『戦争。アメリカ。』といフレーズもまた、まさにそのものだと、思います。

戦争という病に犯されたアメリカ。朝鮮戦争では確かにあったはずの大義は、いつしか、戦争をするためのいいわけになり、なんど勝っても、やめることなく理由をつけて戦争しつづけていかなければならない、そんな構造をもってしまったアメリカという国が持つ病。

アメリカがかかげもっていた正義と価値観は、文化はいま、アジア、アフリカ、中近東という戦場の中で、アジアの、アフリカの、アラビアの、文化と衝突し、アメリカとはまったく違う文化の中で、そのありようを問われ始め、問われ続け、やがて、ねじれ、屈折し、その居場所を見失いはじめているのかもしれない。

ウイラードとともに、カーツの謎を追って旅した私たち観客達は、ウイラードとともにカーツの謎を解きほぐし、アメリカの抱える病に気づき、藁人形ではなく、考えることのできる人間として、アメリカの病と対峙しなくてはならないことを認識する。。

自分たちが正しいと思っていたことが、実は必ずしもそうではないという、価値観の逆転に気づき、方向修正することの難しさ。

新しい価値観と考え方の渦の中で、身もだえしながらまた、現代に生きる私たちもまた、カーツの投げかけた言葉に、真摯に向き合わなければならない。

カーツの死に際の言葉。

「THE horrer !! THE Horr!!」

地獄は怖い。戦争は怖い。
地獄とは戦争。あるいは、戦争をおこす人々。

このセリフには、THEがついているので、ホラーは、名詞かと思える。けれど、この場合のTHEは、強調のためのもので、ホラーを強調しているのではないかと思う。だから、ホラーつまり、怖いという言葉を強調している。

こわい。すごく怖い。こわくてこわくてたまらない。地獄が。戦争が。人の心が。

戦争が怖い。!!!!!!!!!
戦争をするアメリカという母国が。

こう考えてきた時、邦題の『地獄の黙示録』というタイトルは原題の『アポカリプスナウ』より、すごい、あっていると、思いました。このタイトルを考えた人はすごいですね。


お勧め参考サイト 『空腹海岸


地獄の黙示録〈特別完全版〉@ぴあ映画生活

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村
[PR]
by civaka | 2011-10-09 02:56 | 映画 | Comments(2)
東京だと、スターバックスやドトールだけど、名古屋で有名なコーヒー店が『コメダ』なのだそうです。

いってみたいなーと、検索してみたら、我が家からいけるところに支店がありまして。
行ってみました。

店内は木の作りの内装。
席は赤いベルベット系。正しくはなんていうのでしょう。
席に着いてから店員さんがオーダーをとってくれるという、まさに昔ながら喫茶店の作り。

たのんでみたのが、味噌カツサンド。
せっかくだから、東京にはちょっとないもの、いかにも名古屋なものをえらんでみました。

a0226627_18192641.jpg


おおきいですっ。

カツサンド用の特製のパン。ふわふわです。パンだけでもたべごたえたっぷり。
というか、たっぷりすぎ。

注文するとき、二つといったら、店員さんがえっという表情をしたので、これはもしや、二人で一つが普通のものなのか?だとするともしかしてかなり大きいのでは・・・・

という私の予想は当たってました。

そして、私はふた切れまでしか食べられませんでした。
量も多いけど、なかにはいってるお味噌がとにかく甘いっ!!!!!!

もともと甘いものそれほどすきなわけでなく、しかも、この量で、この甘さっ。

かの有名なドーナツの甘さにもくじけたわたしですから。

当然甘すぎっ。

名古屋の人、基本甘党なんですねきっと。

あとは、たのまなかったけど、シロノワールという代物。
まるいデニッシュパンの上に、ソフトクリームがのっています。
他のテーブルでたべているひとがいたんですが。

あれももしかして、すごくあまいものでしようか。
ちっょと注文する勇気がありませんはい。

とにかく残ったカツサンドはこっそりともちかえり、後日娘がぱくっとたべてしまいました。

名古屋はまだいったことないけど、どんなところだろーーーーー。

ちなみに、コーヒーは、旦那曰くおいしかったそうです。
胃の悪い私はがまんしましたが。

a0226627_18264277.jpg

なんとおつまみがついていました。


でもまた行ってみたいかも。
そして今度は、大ぶりのハンバーガーたべてみたいです。
これはいくらなんでも、甘くないですよね。emoticon-0115-inlove.gif

コメダ珈琲新浦安店
【業態】喫茶・軽食
【アクセス】JR京葉線新浦安駅東口 徒歩4分(地図
ぐるなびぐるなび浦安のお店情報もチェック!
※2013年10月7日現在の情報です

周辺のお店のお得なプランで予約する
MUSEO のお得なプラン予約


[PR]
by civaka | 2011-10-05 18:32 | おいしい生活 | Comments(2)

『最後の忠臣蔵』

ひさびさにすごくいい映画でした。a0226627_3504463.jpg

忠臣蔵自体はそんなに好きなものではないし、そんなに期待してなかったのですが、みてみたら、すごくいいお話で、ひさびさに感動してしまいました。
おもしろかったです。

城はなくとも、多くの家臣がいなくとも、
姫君を姫君として、育てることはできるのだなと。

領地はなくとも、国はなくとも、ばらばらになって生きているはずの藩民、藩臣の心の中に藩が、国がありつづけるのだなと、思いました。


忠臣蔵の討ち入りのあとに、生き残った二人の男。
討ち入りの後、自害してはてるはずだったはずなのに、大石内蔵助の命により、
生き残った二人の男。

一人は討ち入りののち、生きることに苦しみ、悪事に落ちるかもしれない47士の残された家族にわずかではあるけれど、お金を渡すためにちりぢりになった家族をさがして諸国を捜し歩いた男。

もう一人は、命が惜しくなって、討ち入り前夜に逃げたと思われていた男。けれど、実は、大石内蔵助のかつての愛妾と、生まれてくるはずの子供を守るために、待ち焦がれていた討ち入りをあきらめ、討ち入り前にそっと逃げ延びた男。

彼によって、残った大石家の姫は、育てられたのでした。

京都のはずれのひなびた小さな小屋のようなところで、にもかかわらず一国の姫にも負けない品格と品性と香り立つような美しさと気高さをただよわせるような姫君を。独り身のたった一人の男の人が、たった一人で育てたのでした。

城も、かしづくはずの多くの家臣もいないにもかかわらず。

そして、嫁入りの日にはせ参じたかつての赤穂の藩臣たちに、気後れすることもなく、当然のように慄然と、言葉をかける姫君の品格を、わずか16、7の少女が持ち合わせるということのすごさ。

しつけも教養も数々のマナーも、彼と、もう一人の女性によって、育て上げられたのだと思うと、本当にすごいと、思いました。

クライマックスのシーン。豪商の家の跡取り息子に嫁ぐ姫君。はじめはわすが数人のさびしい嫁入り行列だったのが、どこからか話を聞きつけたかつての赤穂藩の臣民たちが、行列に加わるために、次々と駆けつけてくる場面が、ものすごく面白くて、感動。ほろほろと泣いてしまいました。emoticon-0106-crying.gif

ひさびさにすごくいいお話でした。

私にも娘はいますが、こんな品格を身につけさせてあげられるほどの技量もなく。
反省しきりでした。emoticon-0107-sweating.gif


赤穂藩の藩主浅野が吉良の言葉に怒ったのが事件のきっかけ。
吉良は実はそれなりにいい人物だったのではという説もありますし、こんなことで怒りだして、結局多くの藩民を苦しめることになった浅野は藩主としては器量が足りなすぎたのではとは思います。
それでもやっばり多くの人の前で浅野のプライドをきづつけるようなことを吉良は言うべきではなかったのではないかと、思います。
やはり相手がどんな行動をとったにせよ、相手のプライドをきづつけるようなことをいってはならなかったのだと、思います。
プライドに対しての対価を、数十年後に吉良はとらされることになるわけですね。

そしてそのプライドのために、赤穂浪士たちは、討ち入りをしたのですし。

この『最後の忠臣蔵』もまた、武士の、男の、女の、赤穂の藩民たちのプライドの物語なのだと、思います。

最後の忠臣蔵@ぴあ映画生活

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村
[PR]
by civaka | 2011-10-03 03:55 | 映画 | Comments(0)