旅行や、都内散歩、関東近辺の日帰り旅行、普段の生活や思ったことなど書いてます。

by civaka

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昔、「クビ論』と言う本を読んだ時は、アメリカは、退職勧告なんて、普通のことなのかと、思っていたけれど、この映画を見てみれば、やっぱり、アメリカ人と言えども、退職勧告は、厳しいことなんですね。

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ジョージ・クルーニー演じるところの主人公ライアン・ビンガムは、解雇を言い渡すことを専門職とする会社員。

あくまで、リアルに会って、退職を告げ、退職を告げられた人のその後の心理的なフォローまでもすることを重要として、プロフェショナルな仕事をすることを大切にして、独身生活をおくるエレガントな中年にみえる。

けれど彼は、自分に嘘をついて生きていないか?

ライアンが指導することになる新人のナタリー・キーナーは、彼とは、まるで正反対の逆ミラーのような存在。
結婚を望み、出張だらけの仕事を否定しリアルではなく、パソコンを使って、退職勧告をすることで、出張なしに、オフィスだけで、仕事を出来るように改革したいと言う。

直に会って話をすることこそが大切ではあるけれど、そのことはつまり、交渉する人間が常に私生活を犠牲にして、飛行機で移動しつづけなければならないハードな仕事の状態を作り出しているわけで。

一年のほとんどを飛行機の中ですごし、移動ばかりで、ほとんど家にいることも出来ないのであれば、家庭なんて持てるわけもなく、家族に犠牲を強いることになるくらいなら、独身でいた方がいいと、ライアンはかんがえたのでは?

結婚なんてしない。カジュアルでお互い縛られることのない軽い恋愛程度でいいと、いう、ライアンの言葉は、そんな彼の本音を隠しているのでは。

後半仕事の方法は改善されて、パソコンを使った退職勧告が実施されたけれど、自分が提案した、交渉方法のせいで、自殺者のでたナタリーは、ショックをうけて、この仕事をやめてしまう。
そのくらいハードな仕事なのだろう。心理的にもかなりきついはずだ。
毎回、退職勧告される人間の悲しい顔、つらい顔、文句、不平を聞き続け、見続けなければならないのだから。

それは、日々、出張長し続けること以上にライアンにとっては、つらいこと。

彼もまた、まだ、仕事につきたての若い頃には、退職勧告した相手に自殺されたことだって、あったかもしれない。それでも、ライアンが仕事をやめなかったのは、ナタリー程の優秀な学歴も成績もなく、こんな仕事くらいしかつけなかったからでは?
だから、しんどくても、やめられない。
続けていくためには、実際に会って話す。フォローする。相手のことを思って説得する。
それは、彼自身のためにこそ、必要な作業だったのかもしれない。

そんなさびしくて、きつい夢のない仕事をやり続けるには、自分で仕事に夢を作り出すしかない。

マイレージを1000万マイル達成して、飛行機に自分の名前を残してフィンチ機長と面会すること。
いままでに、6人しか達成していないこの偉業を達成すると言う夢を作り出すことで、彼はこの厳しい仕事をやり続けてこれたのだろう。

けれど、ある日、とうとうその夢は達成されてしまう。ライアンにとって、大事だったのは、夢を達成することではなくて、夢をもつことで、厳しい仕事をやりつづけていくモチベーションを維持し続けることだったはず。
そして、妹の結婚式で、新夫を説得することで、一人でいることの寂しさを再認識してしまった。
好きになった女性が実は家庭を持っていた。

今まで、自分をだまして、自分の中にしずめてきていた嘘を、うき上がらせてしまったのだ。

夢を失い、恋人を失い、一人であることを思い出し、それでも、この仕事を彼は果たして、続けていけるのだろうか。彼もまた、仕事の転換点に立ってしまったのだ。

飛行場で彼は、はたして、次の飛行機に、乗るのだろうか?

この先の人生で彼は何を選ぶのか。

忘れていた新しい人生が、彼にもあるのだろうか。



とてもよいシナリオの良い作品でした。
ジョージ・クルーニーがほんとにはまり役。いい男です。
肩に力の入らない、さらりとした自然体の演技なのに、時々の心理描写がほんとにうまい。
最初の予想とは違う展開に、えっえっえっ?と言う感じで、面白かった。名作ですね。

そして、この後ほんとに、独身主義だったジョージ・クルーニーが結婚してしまったわけで、この映画のせいなんじゃないのかなあと、やぱり、思ってしまうわけですよね。

映画の最後の答えを、リアルで私たちに見せてくれたジョージ・クルーニーに、幸あれ!!!!


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マイレージ、マイライフ@ぴあ映画生活
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by civaka | 2015-12-10 17:53 | 映画 | Comments(0)

乾門の紅葉見学

今話題の皇居乾門紅葉見学に行ってきました。
晴れ渡ったいい天気。
地下鉄千代田線二重橋前駅を降りて、坂下門まで。
門の前で、手荷物検査のために、20分ほどまって、やっと、入場。
20分ならまてるけど、30分となると、厳しいかもしれない。
でも、思ったほどの混みようでもなくて、よかった。
きっと、昨日一昨日の土日はきっと、混んでいたのでしょうかと。

トイレが不安でしたが、要所要所にあって、少し並ぶけれど、大丈夫でした。
ただ、休憩できるようなところがないのが、つらいところ。

二重橋から、竹下駅まで、えんえんと歩くわけですから、結構ハードです。
それでも、つえをついたおばあさんなんかもきていて、全体に高齢の方が多かったです。

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手荷物検査もおわって、さあ、いよいよです。

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坂下門です。

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宮殿です。
ちなみに、宮殿と御所はちがうのよ。

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かの有名な宮内庁です。これがそうなんだーー。

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道灌壕です。

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乾壕です。

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乾門です。
見学は、ここまで。
乾門をぬけると、もう、外です。
ここから、竹橋駅か、九段下駅へ。
あるいは、皇居東御苑や、北の丸公園をさらに、見学することもできます。

私は、竹橋まで歩いて、毎日新聞のビルの地下で、休憩がてら、ご飯を食べて、帰りました。

感想としては、そんなに騒ぐほどでも、なかったのでは?
と思ったけど、とりあえず、普段みられない、皇居の中を見学できたので、まあ、面白かったです。
宮殿とか、宮内庁とか、ほんとに始めてみました。

写真をとる時は、通路のはじによって、撮ってください。
道の真ん中で立ち止まって取ると、後から来た人に迷惑だし、その後が混んでしまうし、危ないので。

でも、とにかくハードだった。疲れた。

みんな、元気だなぁ。




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by civaka | 2015-12-07 20:24 | 東京散歩 | Comments(0)
自治体の子育て支援というと、結婚するカップルに100万円程度援助金をだすとか、そういうものだけれど、こういうのは、新婚の若いカップルは、収入がまだ少ないから、大変なんだろうし、そこを助ければ、子供が増えるだろうという、考え方なのかもしれないけれど、実際のところ、そんなものでは、焼け石に水でしかない。本当に子供にお金がかかるのは、中学以上になってからの、教育費で、いまは、ひとり、1000万円はかかると言われているけれど、本当にそんな感じで、いったい、みんなどうやって、この金額を作り出しているのだろうかと、思う。

ゆとり教育のおかげで、塾に行くのは、当たり前になったし、中高と、塾にいかせ、大学をだすには、相当のお金がかかる。うっかりすると、老後の資金なんて、とてもじゃないけど、たまらない。

そして、ゆとり教育のわりには、子供が減った分、昔よりはるかに楽に、大学に行けるようになった。その分お金もかかる。

そして、そんな風に、親が必死に、教育にお金をかけるわりに、いざ、就職となると、大卒といえども、昔の高卒の人間が就職していたレベルの企業や、職にしか、就職できない。

これは、本当に、自分の子供を見ていても、友達の子供の話をきいても、親せきや知り合いの子供の話を聞いても、そんな感じなのだ。

あの大学をでたのに、就職がそれ?って感じなのである。

子供が中学くらいの頃は、親もまだよくわからないから、必死に塾に行かせたりして、勉強させ、お金をかける。大学にはいったとも喜ぶ。

しかし、昔なら、大学受験がフィルターだったのが、今は、就職がフィルターになっていて、その辺りで、選別される。

世の中にあまたある塾に踊らされて、お金をかけている間に、教育費はどんどんかかり、その挙句、昔だったら、高卒で十分就職できたようなところに、やっと、就職する。

しかも、いまどきは、子供に老後の世話も期待できない。
なかなか就職できないし、収入は悪いし、就職したと思えば、地方に飛ばされるし、結婚はしないし、結婚しても、昔のように嫁が親の世話をするという習慣もなくなりつつある勢いだ。

うっかりすると、大人になった子供に、年金をかけることにもなりかねない。

子供の可愛さを持ってしても、この現実はきびしい。

いっそもう、子育てなんてみんなでやめて、人口減少による、人類滅亡の道もありなんじゃないのかと、そうでも、思ってみないと、やるせなくて、やってられない。




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by civaka | 2015-12-06 07:23 | 社会のあり方を考える | Comments(0)