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旅行や、都内散歩、関東近辺の日帰り旅行、普段の生活や思ったことなど書いてます。

by civaka

『葬式は要らない』島田裕巳著

我が家は次男で、新屋なので、当然先祖代々の墓もない。
いつか買わなくちゃいけないんだろうかと思いつつも、どうしたものかと、思っていた。
なにしろ、葬式とか、仏壇とか、って、いろいろ細かいいろいろなしきたりも、私たちには、まったくわけわからない。
なにしろ、葬式なんて、人生にそう何回もあるイベントじゃないし、予想外の時期に突然やってくる。

わからないことが多すぎ。

というわけで、読み始めた今回のこの本。

とてもよくわかりました。
特に、戒名の意味とか、その値段とか、相場とか、きまりとか。

お寺にお墓を持つ限り、どうしても、葬式の時には、お経代とか、戒名代とかかかるということです。
というわけで、それじゃあ、霊園で、お墓を買うかなあと思ったけれど、公立の霊園は倍率高いし、申し込みの時に、骨をもっていないと、いけないし、民間の霊園だと、運営会社がつぶれるかもしれないし。
でもこれからの時代、お寺だって、経営破たんしかねないし。
たとえ、お墓をかったとしても、はたして、自分の子供たちが、そのあとも、子供を作って、家を続けていくかわかないし、それなのに、高いお金をだして、お墓を買うことに意味があるのかと、悩んでしまうのだ。

キリスト教なら、ずっと信者として、協会とかかやー割り続けているし、お墓も個人単位だから、いいなあと思う。

今の日本で、お墓が、家単位なのは、もう、無理があるなと思う。しかも人口が、どんどん年に集まっていて、その土地代の高い都市に、さらに、お墓も集中するのだろう。

海などへの散骨もだんだん普及し始めてはいるし、樹木葬とかも、あるけれど。
それはそれで、お金かかりそうだ。

さらに、お葬式も、直葬、家族葬など、以前より、お金のかからないシンプルなものが増え始めているらしい。

とにかく、今までのお葬式はお金がかかりすぎる。



ようするにもお経もせず、通夜も告別式もカットして、いきなり、火葬場で、燃やしてしまうとか、近所の人とか、親戚とか、そもそも普段それほど交流のない人を会葬者として、無理に呼んだりしないということで。

すし屋や床屋が、最近値段やシステムをリセットして、廉価なのものが普及したように、葬式や、お墓も、だんだんシンプルでわかりやすくて、安いものに、リセットされるのだろうと思う。

ただ、日本人みたいに、地味な人たちには、葬式や、法事は、明るくなくても、罪悪感も感じなくても済むけれど、親族が時々顔を合わせて、話のできる一種のパーティとして、それはそれで意味のあるシステムなんじゃないかとも思える。

だから、無理にやる必要はないけれど、やることを必要以上に義務とも、思う必要も、ないし、やりたかったら、やってもいいんだろうと思う。

とりあえず、わけわかんなかった感がなくなって、少しほっとしたかも。

それでも、葬式とか、お墓とか、すごくめんどくさくて、心に重い仕事だなと、思う。
お金がかかっても、先祖代々のお墓がすでにある人はいいなあ。とも、思う。












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by civaka | 2016-02-27 08:03 | 読書ノート | Comments(0)