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by civaka

ドラマ『悪魔が来りて笛を吹く』

NHKで、先日放送された横溝正史原作のミステリードラマ。

エロイシーンがバンバンでてきて、こんな時間にいいのかとびっくりしました。

このタイトルは木下杢太郎の詩「玻璃問屋」の一節「盲目が来りて笛を吹く」から転用したものだそうですが、

私としては、ドイツのハーメルンの笛吹の話を思い出したのでした。

村にやってきた笛吹が笛を吹くと、村中の子供がついていってしまった。
村には子供が一人もいなくなった。

というように、このドラマでも、最後に生まれた悪魔が、
椿家に住む悪魔たちをみんな殺して連れて行ってしまった。
悪魔のいなくなった椿家の人々は、はっと我に返ってように、
自分を見つめなおして、いつまでも華族制度というぬるま湯に使っているような生き方から、
抜け出して普通の一人の人間として生きていくのですね。

椿子爵の言った悪魔とは、治雄でもあり、椿秋子でもあり、新宮俊彦でもあり、玉虫伯爵でもあったと思います。

戦後の焼け野原を舞台背景に、華族の没落を描いてあるといいますが、
それとともに、
戦後、やってきたアメリカによって、
華族も、軍隊も、戦中にあった数々の悪魔のような悪習も、きれいに解除されてなくなりました。

戦後、アメリカが、日本の中に住む数々の悪魔を殺して連れて行ったそのことを描いてあるドラマでもあるのではないかと思います。

ドラマで、悪魔が椿家の悪魔たちを殺すことでしか、片づけられなかったように、

アメリカも、日本の華族制度や、天皇制や、軍隊や、財閥をすべて解体していくしかなかったようです。

住みついた悪魔を殺すには、よほどの強権でなければできない。

今の日本のスポーツ界も、今まさに強権による支配から抜け出そうとしている。
悪魔の手を借りずに、人の手で、できたらいいのにと思います。

物語中で、治雄(三島東太郎)の手が中指と薬指が使えないのは、まさに、外国の悪魔のミサで使われるコルナサインですね。
治雄が悪魔であることの暗示ですが、日本人には、とてもきづきにくいです。
だから、原作では、治雄が、三本の指でも吹ける曲をフルートで吹いて去ってゆくのですね。

ドラマでは、三つの名字が出てきますが、
椿とは、武士のことであり、のちに華族になった大名の末裔であり、
新宮とは、皇族のことであり、
玉虫とは、聞こえのいい言葉で飾り立てた言葉で日本を戦争に導いた軍部であるのではないかと思います。

みんな悪魔に連れていかれてしまいました。すっきり。


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by civaka | 2018-08-01 15:42 | テレビ・ドラマ | Trackback | Comments(0)
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